まさに究極の心理戦! マンC守護神オルテガ、4連覇呼ぶ神セーブを自ら解説「少し動くか、全く動かないか。意図を読むんだ」
「要は1対1での心理戦さ。ストライカーとの一騎打ち」
プレミアリーグ4連覇を果たしたマンチェスター・シティと、2位アーセナルの勝点差はわずか2。得失点は同じだったため、仮にシティがどれか1つでも勝利を逃し、引き分けに終わっていれば、アーセナルに軍配が上がっていた。 【動画】数秒間の間に一体何が…オルテガvsソン、至極の名勝負を当事者の解説付きで それだけに、シュテファン・オルテガのビッグセーブが優勝に導いたと言っても、決して過言ではない。最終節の5日前に開催された延期分の第34節、トッテナム戦(2-0)での出来事だ。 ジョゼップ・グアルディオラ監督のチームは51分に先制するも、追加点をなかなか奪えない。すると86分、相手エースのソン・フンミンに抜け出され、大ピンチを迎える。 しかし、負傷した正GKエデルソンに代わり、途中出場していたオルテガが、右側に放たれたシュートを右足で渾身のブロック。同点弾を阻止するこのプレーは、大きな勢いをもたらし、勝利を決定づける90+1分の追加点にも繋がった。 試合後に稀代の名将ペップから「オルテガが救ってくれた。そうでなければ、アーセナルがチャンピオンだ」と熱い賛辞を受けた守護神は、クラブ公式メディアを通じて、多くの人々の記憶に残る決定的な瞬間を回想。スマホで映像を確認しながら、こう語った。 「僕の最初の狙いは急いでゴールに戻ること。ダッシュしてくるソンに対して、有利なスペースを確保するためだ。前に出過ぎるとチップシュートを打たれる可能性があるからね。 要は1対1での心理戦さ。ストライカーとの一騎打ち。たとえば少し動くか、全く動かないか。相手の意図を読むんだ。この場合は明快だった。自分から見て右側を少し空けていたら、彼がその方向を見たんだ。彼がボールを蹴る前に頭をクリアにして、素早い動作を心掛けた。つまりは足を広げてセーブする。以上だ」 わずか数秒の間に、一流同士の駆け引きが凝縮されていた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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