アベノミクスに自民大勝…2013年日本政治を振り返る
2014年はどうなる?
2014年の日本の政治にはどんな課題があるのでしょうか。 優先されるのは、まず日本経済の再生や社会保障改革です。4月には消費税率が5%から8%に引き上げられるため、その対応も課題になるでしょう。さらに、米軍普天間基地の移設問題も大きなヤマ場を迎えます。12月27日には、政府が日米合意に基いて申請した名護市辺野古沿岸の埋め立てを沖縄県の仲井真知事が承認しました。ただし、安倍首相が靖国神社を参拝したことで、米国との話し合いや、今後の日米関係にも影響が出るという見方もあります。在日米国大使館は参拝直後、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動をとったことに、米国政府は失望している」と、批判の声明を発表しました。14年も日本の政治は内外に問題が山積みといえそうです。 (野中ツトム/清談社)