西村まさ彦、25年大河「べらぼう」で2度目の西村屋与八役 追加キャスト6名発表
西村は「西村屋与八は、賢く抜け目がない人物でありながら、彼独自の倫理観と正義感を持っています。時には狡猾さをもって物事を運んでいく手腕も、この役の魅力的な要素です。この役で私が特に表現したいのは、彼の内面の葛藤と、外界に対する彼の影響力の繊細なバランスをどのように表現するかが、演技の中で一つの挑戦となります。この作品において、蔦屋重三郎役を演じる横浜流星さんをはじめ、すべての共演者との仕事が非常に楽しみです。キャストの皆様も各々が個性的で才能あふれる演者たちばかりです。それぞれの役者が持ち込む独自の解釈と演技スタイルが、「べらぼう」の世界において、お互いを刺激し合いながら、視聴者にとって忘れがたい作品にすることに全力を尽くしたいと考えています。(「眩~北斎の娘」で西村屋与八を演じていたことについて)もう一度きちんとこの役と向き合えということなのだと思います。身が引き締まる思いです」とコメント。
今回発表されたのは、江戸を代表する「版元」「戯作者(げさくしゃ)」「絵師」たちを演じるキャスト。尾美としのりは、江戸在住の“外交官”であり当代一の“覆面”戯作者・平沢常富(朋誠堂喜三二)。橋本淳は、喜多川歌麿を弟子のように育てたともいわれる人気絵師・北尾重政。芹澤興人は、吉原細見“改め”(最新の情報を収集し、それを元に原稿の編集作業を行うこと)の仕事を請け負う浅草の本屋・小泉忠五郎。水沢林太郎は、蔦重、次郎兵衛(中村蒼)とともに、五十間道“蔦屋”を支える留四郎。里見浩太朗は「解体新書」など先進的な本を出版した、時代を代表する書物問屋の店主・須原屋市兵衛を演じる。
尾美、橋本、芹澤、水沢、里見のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
尾美としのり
江戸留守居役で戯作者。若い頃から吉原通いをしていたなんて、とても魅力的な人物だったのでしょうね! そう見えれば良いなぁと思います。(共演が楽しみなのは)横浜流星さんです。一緒のシーンが多そうなので。(「麒麟がくる」では大切な鷹達を毒殺されて逃亡する役でした。今回、注目して見て欲しいのは)蔦重と共に楽しく良い世の中にしようと努力する様ですかねぇ。