最優秀賞に鈴木早希さん(福島県郡山市、緑ケ丘一小1年)と母登美子さん 福島民報社「私と新聞」親子作文コンクール
福島民報社が主催する第14回「私と新聞」親子作文コンクールの入賞作品が決まった。最優秀賞には福島県郡山市の鈴木早希さん(7)=緑ケ丘一小1年=と、母の登美子さん(48)の作品が選ばれた。 コンクールは家庭で新聞に親しんでもらうのが目的。県、県教委が後援し、小学生以上の子どもと保護者(祖父母を含む)から、新聞をテーマにした作文を募った。親子合わせて422点の応募があり、県県北教育事務所の半田実和子指導主事、福島民報社の古川雄二地域づくり局長らが審査した。 最優秀賞の鈴木早希さんは、新聞に自分の名前が載ったことがきっかけで新聞が好きになり、昆虫の記事などを見つけて家族と対話する様子を書いた。登美子さんは「新聞は子育てに欠かせない情報源だ」とし、新聞の投書欄を参考に参加型のPTA広報紙を作った経験などをつづった。 「新聞は難しい」と思っていた児童や生徒が出前授業を受け、記事を見つけたり読む楽しさを感じたりしたことや、デジタルにはない紙の良さを実感した経験などを寄せる保護者の作品が目立った。能登半島地震の記事を読み、被災地で期待される新聞の役割や自分にできる支援について書いた作品も多く寄せられた。