「忘れちゃいけない」「不誠実だと思う」山口達也 「アルコール依存講演」密着も触れられなかった「未成年への性加害で逮捕」の過去
10月3日、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)が密着取材したのは、アルコール依存症を公表している山口達也の講演会だった。 【写真あり】元TOKIO・山口達也“丸坊主”で移送(2020年) 「取材したのは9月15日、さいたま市でアルコール依存症の危険性について、山口さんが自ら語る講演活動を紹介する内容でした。 『私、焼酎をラッパ飲みしていたんですよ。で、そのうちブラックアウトっていうのをひんぱんにするようになりました』など、酒に溺れる実体験も赤裸々に語っていました。さらには、2020年9月の飲酒運転事故の話なども話題に上ったのです」(週刊誌芸能担当記者) アルコール依存症の啓蒙活動は非常に重要であり、当事者が語ることも大事なことである。しかし、X上では疑問の声が溢れている。山口といえば、もうひとつ大きな事件を起こしているからだ。 《こいつがいくらアルコール依存症とほざいても“計画性”を持って未成年を襲った事実は変わらない》 《2つの犯罪を犯しているのに、軽い方の犯罪だけでその人を紹介するのは、隠蔽不誠実だと思う》 2018年4月、山口は、自らがMCを務める『Rの法則』(NHK Eテレ)の共演者だった未成年女性を自宅に呼び出し、無理やりキスをするなどの行為をしたとして、強制わいせつの疑いで、書類送検されている。当時、未成年と知りつつ飲酒させてキスを強要、拒む被害者に“何もしないなら帰れ!”と脅したことなどが報じられた。その理不尽さは、酒の恐ろしさを伝えるには適したエピソードとも捉えられるが、今回の山口の密着を見た視聴者の中には、アルコール依存症のみをフォーカスしようとするやり方に違和感や怒りを感じた人も多かったようだ。Xでは、こんな声が投稿されている。 《山口達也が起こした問題はアル中じゃなくて、未成年に対する性加害だってことは絶対忘れないようにしなきゃいけない。あの人はアル中で上書きしようとずっと頑張ってるけど》 《女子高生へ飲酒させてわいせつ行為をしようとした件でジャニーズを辞めたが、そのあとも飲酒運転などをやらかした結果、一番ヤバい婦女暴行未遂の扱いが小さくなるという現象が起きている。これはやらかしたタレントの、新しい復帰メソッドになるのではないか。気持ち悪いことだ》 《山口氏が未成年に対して優越的地位を利用した性的暴力を振るったのは、アルコールのせいではなく、その身を置いていた環境のせいであり、彼が生涯をかけて反省し続けなければならない問題。そして全ての性被害サバイバーを守るためにも決して表に出てきてはならないのだ》 依存症治療の重要性を公演するのなら、同じように自らの“もうひとつの過ち”も説明するべきという意見が多数投稿されている。山口はこの声を、どう受け止めるだろうか。