個性的なダイヤルに“無限大”のマーク!? ルイ・エラール新作は気鋭のドイツ人時計師とコラボ! インテリジェンス漂うスイス時計の魅力とは
●気鋭のドイツ人時計師 ステファン・クドケとのパワフルなコラボレーション
ブランドの伝統とアイデンティティを大切に守りつつ、独自性の高い意匠で常に新しい挑戦を続けているルイ・エラール。著名なアーティストや時計師との積極的なコラボレーションでも知られますが、今回そのパートナーとして選ばれたのは、1978年生まれの若きドイツ人時計師 ステファン・クドケです。 【画像】「えっ…!」個性的な時計を探しているならルイ・エラール新作を画像で見る(20枚)
グラスヒュッテの時計学校を優秀な成績で卒業、21歳で入社した“グラスヒュッテ・オリジナル”では社内最高峰のアトリエでトゥールビヨンなどの複雑時計の開発・製作を任され、22歳の若さで時計マイスターの資格を取得。 その後さまざまな高級時計ブランドにて経験を積んだのちに、2007年にドイツ・フランクフルトで自身のブランド「KUDOKE」を設立。2019年にはGPHG(ジュネーブ時計グランプリ)おいて、オリジナルムーブメントを搭載した「Kudoke 2」が“Petite Aiguille” 部門のプライズを獲得するなど、近年めきめきと頭角を表す実力派です。 今回のコラボレーションはそんなステファン・クドケと、ルイ・エラールCEOであるマニュエル・エムシュとの長きにわたる交流と、時計に対する情熱・美学によって実現したもの。完成したのは抑制の効いた審美性のなかに精密さを宿した、インテリジェンス漂うタイムピースです。
●クドケの象徴“インフィニティ ハンズ”を端正なディテールが引き立てる
ベースとなっているのはルイ・エラールの代名詞的な存在であるエクセレンス レギュレーター。時・分・秒がそれぞれ独立した形で時刻を伝えるレギュレータースタイルはルイ・エラールのファンにはすっかりおなじみです。
今回のモデルではロジウムメッキとレールトラックサテンで仕上げたチャプターリングとカウンターリングが各カウンターを囲むシャープなデザインを採用。 ダイヤルベースにはホワイトマザーオブパール、もしくはフロスト仕上げにより幻想的な雰囲気を漂わせますが、ダイヤル上部の時針カウンターには内側にクル・ド・パリ装飾を施すことで、品格と知性をプラスしています。 青焼きが施された3本の針はエクセレンス レギュレーターのアイコンとして知られるものですが、時針カウンターにはクドケのシグネチャーである“インフィニティ ハンズ”(「無限大」を意味するマークをかたどった針のデザイン)を採用。ローマ数字とドットを組み合わせたインデックスや、両ブランドの名前を示したブラッシュ仕上げのネームプレート、丁寧に面取りされたリングなど、緻密かつ端正な意匠が針の個性を際立たせます。 マニュエル・エムシュとステファン・クドケの深い信頼関係と、時計に対する共通のビジョンが結実した4本のタイムピース。いずれもコラボレーションの醍醐味を存分に味わえる逸品です。 ●製品仕様 「ルイ・エラール エクセレンス レギュレーター リミテッドエディション Louis Erard × KUDOKE」 ・品番:LE85237AA44BVA179(MOPダイヤル)、LE85237AA45BVA173(ブルー)、LE85237AA46BVA173(パープル)、LE85237AA49BVA178(グリーン) ・価格(消費税込):99万5500円(MOPダイヤル)、89万1000円(ブルー、パープル、グリーン) ・ケース径:42mm ・ケース素材:ステンレススチール ・ストラップ:トーン・オン・トーンのステッチを施したグレイン・カーフレザー ・風防:両面無反射コーティング サファイヤガラス ・ムーブメント:自動巻き レギュレーター SW266ー1 ・防水性能:5気圧防水 ・限定数量:MOPモデル・パープル 各78本、ブルー・グリーン 各100本
VAGUE編集部