「クラブの歴史にとって大きな勝利だ」 BR東京、東京SGに2004年以来の勝利【ラグビーリーグワン】
◇28日 ラグビー NTTリーグワン1部第2節第1日 BR東京33―32東京SG(秩父宮) BR東京は東京SGに33―32で競り勝ち、今季成績を1勝1敗とした。「これからのシーズンを戦う意味でも、クラブの歴史にとっても大きな勝利だ。長い間勝っていない東京SGからの勝利だからね」。BR東京に新加入したニュージーランド代表SHペレナラが声を弾ませた。BR東京が東京SGを破ったのは前身のリコー時代、トップリーグ2年目の2004年以来となった。 序盤から勢いに乗って試合を進めた。前半は6分から14分までWTBバカヤリアらが3連続トライ。その後、シンビンが出て19―20と逆転されるが、後半早々にもSO中楠、CTB池田が連続トライを決め再逆転した。ラストプレーでは相手の猛攻を14次攻撃まで耐え抜き、トライ寸前で相手FB河瀬にSO中楠がタックル。ビデオ判定で河瀬の足がタッチに触れていたことが確認され、1点差で逃げ切った。 「TJ(ペレナラ)は選手全員とコミュニケーションを取って攻守ともリードしてくれる。勉強になるし、TJとの連携に慣れればもっと良くなる」と殊勲のタックルを決めたSO中楠は笑顔。歴史的勝利をあげたBR東京は1月4日の新年初戦で埼玉を迎え撃つ。
中日スポーツ