【日本ダービー】女傑レガレイラ 07年ウオッカ以来の偉業へ 木村師も好感触「順調に来ているな」
「日本ダービー・G1」(26日、東京) 紅一点のレガレイラは22日、美浦Wで3頭併せを行った。2番手からスタートすると、終始リラックスした走り。直線でアンパドゥ(3歳未出走)とアトリウムチャペル(3歳1勝クラス)の間に入ってもエキサイトすることなく、楽に動いて6F86秒3-38秒7-11秒8を記録した。 動きを見守った木村師は「スタートから元気良く出ていってくれたし、道中のフットワークの質にも彼女らしさが出ていました。最後も他の馬と一緒に元気に走ってくれたし、順調に来ているなと思っていますよ」と好感触を伝えた。 オークスを同厩のチェルヴィニアで制したルメールが、ホープフルS以来2戦ぶりに手綱を取る。1週前追い切りに騎乗すると「体が大きくなってメンタルも大人になった。走る能力も上がっていると思います」と成長ぶりを実感した。17年レイデオロに続く、自身ダービー2勝目が懸かる戦い。「冷静に走れる馬で、2400メートルではそれが大事。距離が長くてもリラックスできたら、坂を上がっても伸びることができる。大きなチャンスです」と期待を込める。 「非常に独立心が旺盛で、気高くて自分を持っています」と指揮官。芯の強さがあり、牡馬相手でも動じないことはホープフルSで証明済みだ。性別の枠を超えた逸材が、帰ってきた心強い鞍上とともに、37年ヒサトモ、43年クリフジ、07年ウオッカに続く4頭目の牝馬Vへと突き進む。