【CJI】ギャビ・ガルシアvs.クレイグ・ジョーンズ実現か、ADCC世界大会と同じ週末に謎の大規模賞金新大会『クレイグ・ジョーンズ・インビテーショナル』開催
2024年8月16日&17日(日本時間17日&18日)、米国ネヴァダ州ラスベガスのトーマス&マック・センターにて、グラップリングの新大会『クレイグ・ジョーンズ・インビテーショナル』(CJI)の開催が発表された。 【写真】女子グラップリング界のP4Pフィオン・デイヴィスも参戦表明 2023年のADCC世界大会会場で、PRIDEの米国大会『PRIDE.33“THE SECOND COMING”』でも使用されたトーマス&マック・センターで開催されるCJIは、2024年のADCC世界大会と同じラスベガス(Tモバイル・アリーナ)、同じ週末に行われることで、グラップリング界に激震が走っている。 長年、世界のグラップリング界の頂点の場として開催されているADCC(Abu Dhabi Combat Club)サブミッション・ファイティング世界選手権は、今年も米国、ブラジル、欧州、アジア&オセニアで予選が開催され、地区予選を勝ち抜いた8選手と招待選手8選手が、トーナメント優勝を争っている。優勝賞金は1万ドル(約156万円)。 その同時期に大会をぶつけてきたCJIは、80kg以下と80kg以上の2階級の16人制トーナメントの優勝賞金を100万ドル(※1億5600万円)とし、さらに出場各選手に1万1ドルと、ADCCの優勝賞金より1ドル高い出場給が支払われことになっている。 旗頭のクレイグ・ジョーンズをはじめ、すでに2024年のADCC世界大会99kg超級招待選手から撤退し、CJI80kg超級出場を決めたニック・ロドリゲス、そのライバルであるメイソン・ファウラー、ロベルト・ヒメネス、ウィリアム&アンドリューのタケット兄弟。ニッキー・ライアンやジョゼフ・チェン、さらにワンマッチでADCC2022世界女王のフィオン・デイヴィスら強豪が続々とCJI出場を表明している。 さらにジョーンズは、8月大会でギャビ・ガルシアとの対戦を示唆し、「女性は男性と同じように不可能なことをしようとするべきだ。そして、彼女らが失敗したとき、その失敗は他の人への挑戦になるべきだ」と米国の女性飛行士のアメリア・イアハートの言葉を引用して、ギャビとのポスターをSNSにアップしている。 選手への報酬総額が3億6000万円を超える、この大規模大会「CJI」の主催は「フェアファイトファウンデーション」。アリエル・ヘルワニの『The MMA Hour』に出演したクレイグ・ジョーンズは、そのバックボーンを「スポーツ選手の報酬向上及び慈善事業への資金を集める非営利団体」とし、「私たちがやっているベンチャーは、本当にスポーツを成長させるための団体で、その目的はアスリートを助けることである」と語っている。 「これまでも柔術を使ってチャリティー活動と組み合わせてきた。このCJIでも世界中の子供たちを助けようとしている。そして、スポーツにおいて最も重要だと思われる人々に力を取り戻すことができる。選手たちにもう少し影響力を与えてほしい。私がトーナメントで勝つことができなくても、少なくとも遺産を残したい。次世代を助けるという。私たちが物事を変化させるのは確かだ。そして願わくば、よりよい方向へと」とジョーンズが説明した同大会は、YouTubeで無料配信が予定され、ゲート収入を全額寄付するという。 決勝以外は5分3R、判定は3人のジャッジによる10ポイントマストシステムというCJI。 潤沢な資金が用意されたCJIのバックボーンはいまだ謎に包まれた部分も多い。果たしてどんな大会となり、今後、どのように展開していくか。ADCC世界大会出場選手たちの動向とともに注目のグラップリングサマーウォーズだ。
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