リコール運動を巡る署名偽造事件 事務局長の男の控訴棄却「1審判決に誤りはない」
メ~テレ(名古屋テレビ)
愛知県の大村秀章知事のリコール運動を巡る署名偽造事件で、1審で執行猶予付きの有罪判決を受けた事務局長の男の控訴が棄却されました。 「地裁の判決の時と比べてなぜか想定していた結論だったかなという面ですっきりした」(リコール運動団体 事務局長 田中孝博 被告) 2019年の「あいちトリエンナーレ」の企画展がきっかけとなった大村知事のリコール運動で、田中孝博被告(63)は運動団体の事務局長を務めました。 田中被告は2020年に佐賀市内でアルバイトを使い、有権者71人分の署名を偽造した罪に問われ、1審の名古屋地裁は懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。 しかし田中被告は署名簿の調査手法に関して法令適用の誤りがあるなどとして控訴していました。 6日の控訴審判決で名古屋高裁は「1審判決に誤りはない」として、控訴を棄却しました。 「やはり今の僕の立場からしたら上告するしかないですよ。最高裁のほうに法律をもとにした議論をしていただきたい。それにおいて最終判断をしていただきたい」(田中被告)