阿部巨人が「大山・甲斐・石川」獲得へ50億円用意も…FA“隠密”交渉の自信度
巨人の山口寿一オーナーが昨20日、オーナー会議後に、今オフの補強について言及した。 【写真】阪神は大山争奪戦でどこまで札束積むか…巨人は最長6年「終身契約」提示で破格のマネーゲーム突入へ 巨人はFAで阪神・大山悠輔(29)、ソフトバンク・甲斐拓也(32)、石川柊太(31)の獲得に動いている。「個別のことはお話できないですけど、一般論として申し上げれば……」と切り出した山口オーナーは「FAの選手も含めて来てくれる選手がいれば、幸せな野球人生を過ごしてほしい。こちらがお声がけした選手に関しては、ぜひ来ていただきたい」とラブコールを送った。 巨人側はこれまで3人との交渉について公にしていないが、19日には甲斐が「今までやってきたことを評価してもらっている。代理人に全てを任せるのではなく、自分でも話を聞きたい」とすでに代理人を通じて巨人と交渉していることを明かした。さる球界関係者がこう言った。
マネーゲームに意欲も、球団内に楽観ムードなし
「ソフトバンクは甲斐に4年10億円とも12億円ともいわれる提示をしたとされるが、巨人の条件はこれを大幅に上回る5年総額18億円規模との話もある。巨人は大山に年俸4億円の6年24億円、石川に年俸2億5000万円の4年10億円を用意しているともっぱら。今年はターゲットが3人いるため、年俸は今季の2倍ほどにとどめ、その分、契約年数の長さで勝負する作戦のようです」 それでも合計すると、総額で50億円以上。破格といっていい。 巨人は近年、FA戦線でことごとく敗れている上に、年俸4億円の菅野がメジャー挑戦のため退団見込みなこともあり、久しぶりのマネーゲームに意欲を見せている。ただ、球団内には楽観ムードはないという。あるチーム関係者は「甲斐については手応えがありそうだが、石川はまだ読めないし、大山に関しては厳しいという見方が多い。1人か2人来てくれれば御の字ではないか」と見ている。 かつての巨人は交渉経過を堂々と公表したものだが、近年“隠密”で行うことが多いのは、あるいは自信のなさの表れかもしれない。 ◇ ◇ ◇ そんな巨人が同時並行で触手を伸ばしているのが、レッドソックス傘下の上沢直之だという。いったいどういうことか。いま、水面下では何が起きているのか。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。