日大林理事長側が争う姿勢 元副学長、パワハラ訴え
日本大アメリカンフットボール部の薬物事件を巡り、辞任の強要などのパワハラを受けたとして、沢田康広元副学長が、林真理子理事長に1千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、東京地裁(杜下弘記裁判長)で開かれた。林理事長側は請求棄却を求めた。今後、元副学長側の主張する具体的な不法行為の内容を踏まえ、林理事長側が反論する方針。 訴状によると、沢田氏は薬物事件に関する記者会見などの対応に当たった。会見後の昨年8月から同9月、合理的な理由がないのに、林理事長から学内での主要な会議ほぼ全てに参加することを禁じられたほか、辞任を執拗に強要されたなどとしている。