ハワードが2025年の殿堂入り候補に初ノミネート!「彼が俺のことを導いてくれた」とマジック時代の恩師に感謝<DUNKSHOOT>
「彼は俺のことを最高の方法で生かしてくれた。彼には俺がどんな選手になれるのか、どこまで上りつめることができるのか見えていたんだ。それもあって休む間も与えてくれなかったし、俺自身もずっと頑張ってやってきた。俺にチームを背負って立つようにと伝えてくれたし、俺に落ち度があれば説教もしてくれた」 マジックで5シーズン指揮を執り、ハワードをリーグ最高級のビッグマンへ仕立て上げたヴァン・ガンディは、2019年の時点でマジックの地元メディア『The Orlando Sentinel』へハワードの殿堂入りをプッシュしていた。 「もし彼が殿堂入りできないなら、とんだ茶番だし、信じられないにもほどがある。彼は5回もオールNBA1stチームに選出され、最優秀守備選手賞には3年連続で輝いた。アロンゾ・モーニングやディケンベ・ムトンボといった殿堂入りセンターたちと比較しても、ドワイトは素晴らしい実績を残しているのは明らかだ」 NBAの75周年記念チームに落選したとはいえ、ハワード本人も自身のNBAキャリアに誇りを持っている。2022年夏に米メディア『Bally Sports』のブランドン“スクープB”ロビンソンから殿堂入りについて聞かれた際には次のように話していた。 「それは自分1人で決められることじゃない。でもいつか自分が(殿堂入りに)ふさわしいと承認を得る日が来ると思っている。その日まで、俺は向上を続けて笑顔を絶やさず、人生を楽しんでいく。俺の経歴はすでに自分で言う必要がないほど凄いものなんだ。バスケットボールをプレーする機会を手にすることができてハッピーだね。そして自分がもの凄い仕事をやってきたんだと思っている」 あれから約2年半。ハワードは殿堂入りする機会を手にした。マジック時代の全盛時に攻守両面で見せた暴れっぷりは歴代有数の支配力があり、マジックをタイトルコンテンダーへ押し上げてたことを考えれば、この男が初年度で殿堂入りを飾ったとしても決して驚くべきではない。 文●秋山裕之(フリーライター)
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