会津美里町の伝統行事「へびの御年始」(福島)
福島放送
青い法被に身を包み、わらで出来たヘビを持って歩く子どもたち。 会津美里町の雀林地区で100年以上続く、伝統行事の「へびの御年始」です。 子どもたちが持つヘビに頭を噛んでもらうことで、住民は無病息災や五穀豊穣を願います。 頭を噛んでもらった人は「今年も健康で無事に過ごさせそうです。」「子どもの頃、ヘビの頭を持ったことがあるので、ちょっと感慨深いですね。」などと話していました。 この地区に住む小学1年生から中学1年生が参加していて、2025年は10人ほどの子どもたちが町内約85の家を1軒ずつ訪ねました。 参加した中学生は「今年1年も、みんなが健康にいられるようにとの気持ちで、まわっています。」と話していました。 子どもたちが持って歩いたわら製のヘビは寺で焼かれ、新しいヘビが門に飾られます。