ズワイガニやブリずらり...初競り掛け声、威勢よく 福井中央卸売市場
福井県福井市中央卸売市場で1月5日、水産物と青果の初競りが行われた。夜明け前の場内に競り人たちの威勢のいい掛け声が飛び交った。 水産物の競りは午前5時ごろ、市場関係者が手締めで商売繁盛を祈願し、始まった。競り人の掛け声が響き渡り、集まった50人ほどの仲卸業者が、近海産を中心としたズワイガニやブリなどずらりと並んだ魚介類を競り落としていった。 福井中央魚市の取締役鮮魚部長によると、入荷量は15トンと平年並みだが、全国的な漁獲高の減少などで価格は昨年に比べ割高。「今年は豊漁が続いてほしい。おいしい魚を県内外に届ける拠点としての役割を果たしたい」と話していた。 午前5時半からは青果の初競りがあり、県内外から届いたネギやキュウリ、トマトなどが並んだ。福井青果の常務取締役によると、価格は平年並みだが、昨夏の猛暑の影響でキャベツや白菜など葉物野菜の入荷量が1~2割少ないという。 6日は花の初競りが行われる。