（写真：PHILE WEB）

今年から新たにスタートした「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介。3回目は、オミクロンの「POWER BOOST」のさらなる使いこなしをチェック！ 電源フィルターアクセサリーとの相乗効果！ オミクロンの「POWER BOOST」は、アンプ等の機器の内部を流れる電流を濃縮させることで音質を改善するアクセサリーだが、「空きコンセントに挿すタイプの電源フィルターアクセサリーの上にPOWER BOOSTを設置すると相乗効果で劇的に良くなる。しかも置いてすぐに！」という情報を得た。早速試してみる。 高調波ノイズを取り除くSynergistic Researchの「UEF Performance Enhancer A/C Power」を電源ボックスに挿すと、竹内まりや「マンハッタン・キス」はベースがタイトになり音程の聴き取りも容易に。次、その上に「POWER BOOST」を設置して10分ほど待ったのちに同曲を再生してみて、驚いた。 ベースがタイトなままに深く！沈み込む。すべての楽音が濃厚かつ立体的できわめて！生々しい。1週間待ってブレークインを完成させたらいったい…？これは事件だ。 園田洋世（そのだようせい） 1974年生まれ。海城高校、慶應義塾大学卒業。オーディオ専門店のスタッフを長年務めたのちに、2023年より執筆活動を開始。特にオーディオアクセサリーに造詣が深い。究極の音楽再生を目指し自宅システムで日々実験を重ねている。2023年より「オーディオアクセサリー銘機賞」の審査員に就任している。