7月7日の主役は「タツノオトシゴ」!限定魚朱印や“まる見え”バックヤードで魅力を発信
日本記念日協会のもと、7月7日が「タツノオトシゴの日」に制定されました。提案したのは、三重県にある『伊勢シーパラダイス』。日本で一番多くのタツノオトシゴを展示していることで知られる水族館で、『伊勢シーパラダイス』担当者によると、現在館内では10種類、約150匹のタツノオトシゴを飼育しています。 『伊勢シーパラダイス』によると、年々、数が減少しているタツノオトシゴ類。同館では展示のほか、タツノオトシゴの飼育・繁殖に力を入れており、さまざまアプローチで来館者にタツノオトシゴの生態や魅力を伝えてきました。 そんな『伊勢シーパラダイス』が、7月7日を「タツノオトシゴの日」として正式に制定。日付は「7」という数字の形がタツノオトシゴの泳ぐ姿に似ていること、良縁や長寿などの御利益があり、同日の“七夕の日”と相性が良いことに由来します。 「タツノオトシゴの魅力を多くの人々に知っていただきたい」という、『伊勢シーパラダイス』の想いから誕生した「タツノオトシゴの日」。同館の担当者は、「『すみだ水族館』が制定した11月11日「チンアナゴの日」のように、タツノオトシゴを知ってもらい、興味を持ってもらうきっかけになることを目指しています」と制定への思いを明かします。
制定を記念して、7月7日に『伊勢シーパラダイス』ではさまざまなイベントを実施。日本記念日協会の職員を招いた「タツノオトシゴの授与式」、公式YouTubeでの「魅惑のタツノオトシゴ講座」の配信などが行われます。 また、7月1日~7月15日までタツノオトシゴをデザインした特別仕様の「魚朱印」を販売。さらに7月7日に「御朱印」を購入すると、すべてのデザインに「タツノオトシゴの日」の特別スタンプが押された魚朱印を手に入れることができます。
また今年オープンしたばかりの、水族館の裏側を常時のぞけるエリア「まる見え!バックヤード」では、普段は見ることができないタツノオトシゴの赤ちゃんや繁殖活動の様子を展示。生きた餌をスポイトを駆使して捕まえ、その餌をタツノオトシゴに与えることができる「タツノオトシゴ疑似体験」も行うことができます。
『伊勢シーパラダイス』担当者曰く、「ゆくゆくはタツノオトシゴの現状や繁殖への取り組みについても、知ってもらえることが一番の目標」という“タツノオトシゴの日”の制定。 同館の担当者は今後の展望について、「タツノオトシゴ類が直面している問題や保護活動の重要性を広め、理解を深めていただきたいと願っています。そのためにも、全国の水族館と協力して、「タツノオトシゴの日」を盛り上げていきたい。最終的には、全国的に広く認知され、愛される記念日になることを目指していきます」と語りました。