稲垣吾郎、ベートーヴェン役での100公演に喜び「幸せをかみ締めながら」今年の漢字は「感」
俳優の稲垣吾郎、剛力彩芽、白井晃が12月24日、都内で開催された舞台「No.9 ー不滅の旋律ー」100公演目!囲み取材に出席。今回で4度目のベートーヴェン役を務める稲垣は「本当に毎日幸せ」と語り、100回目の公演を迎えることについては「感謝の気持ちでいっぱいです」と頬を緩めた。 【写真】笑顔で手を振る稲垣吾郎 ■稲垣「幸せをかみ締めながら演じています」 同作は、音楽の進化と深化を数十年早めたといわれるドイツの天才音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの半生を描く。2024年は「第九」がウイーンで初演を迎えてから200年の節目にあたる年となり、囲み取材当日となったクリスマス・イヴは、本公演の100回目の上演を迎える節目の日となった。 4度目のベートーヴェン役を務める主演の稲垣は「初日が開けて、今日でもう3日目か。そして今日この後100回目を迎えることになるんですけど…スイッチが入ってきていますし。今入っているんじゃ遅いのか(笑)。本当に毎日幸せに。たくさんお客さんも来ていただいているので、幸せをかみ締めながら、ベートーヴェンを大切に演じています」とにっこり。 また「4年ぶりくらいなんですけれども、やっぱりベートーヴェン・スイッチのリモコンがオフになっていても、主電源が切れていない感じで。常にベートーヴェンの火種みたいなものが自分の中にあって。そういう感覚なんですよね。今回またよみがえってきている感覚で」と明かした。 ■剛力、稲垣は「いい意味でベートーヴェンなんですよ」 ベートーヴェンと深い関わりを持つマリア・シュタインを演じる剛力は、稲垣について「いい意味でベートーヴェンなんですよ。ずっと。変わってないって言ったら変わっていない。出会った頃からベートーヴェン」と笑顔。これを受けて稲垣は「初演の頃から目覚ましい成長で。素晴らしい。頼もしい。お母さんみたい」と白い歯を見せていた。 あらためて100回目の公演を迎える心境を問われた稲垣は「本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ちょっと計算してみたら、10万人以上のお客様が」「10万人以上って考えると、すごいですよね」と感慨深げ。今後に向けては「やれる限りずっと続けていきたいですよね。もちろんこのメンバーで」「やれる自信もあります」と話していた。 その後、自身の2024年について聞かれた稲垣は「本当に充実した1年だったかな。新しい地図として、草なぎ剛さん、香取慎吾さんと一緒に活動している中では、ファンの方と一緒になって盛り上がることができる、とても幸せなファンミーティングがあって、全国を回ったりしましたし。個人・俳優としては映像のお仕事もそうですし。最後に、またこの舞台で締めくくることができて、本当に幸せな1年だったと思います」と回想。それを踏まえて“今年の漢字”を聞かれると「感じるの『感』でいいですか。感謝の感もそうです。今これ、思い付きで言っていますけど(笑)」と答えていた。 ◆取材・文=岸豊 ※草なぎ剛のなぎは、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記