立憲代表選4候補が“他者紹介” 互いの良いトコ&弱いトコ 田村淳「自民党はもっと殺伐としてた」
【泉健太氏について】 野田氏:地道な努力家。忘れられないエピソードが、地元の床屋さんを毎回変えていると。それぐらい努力して、だんだん強くなってきた。滑舌の良さでは負けてしまうが、言葉の訴求力・パンチ力では、一日の長が私のほうにあるだろう。 枝野氏:いろいろ大変だったと思うけど、明るさを絶やさない。この代表選もいつも笑顔で、大したものだと思う。その裏返しで、もうちょっとメリハリがあったほうがいいんじゃないかなと。明るい演説や挨拶だけではなく、“今ちょっと元気ないんだよね”みたいな部分は見えたほうがいいと思う。 吉田氏:この3年間、チームワークを作るために自分を殺してきたと思う。その不満も言わず頑張っていらっしゃった我慢強さはすごく感じる。その裏返しで、反対覚悟で“泉カラー”をもっと出してほしかった。政治の中では、はっきりモノを言って、違う主張があって議論ができると思うので、そこを私は出していきたい。
【吉田晴美氏について】 野田氏:適応力がすごい、将来恐るべしと思う。タフネゴシエーターの江田憲司さんと根比べをして、江田さんが折れて彼女を応援するとなったことを考えると、ものすごいタフな人だとも思う。討論会で「吉田さんの年齢の2倍ですか?」と言われて傷ついたが、逆に言うと経験値。厳しい財政状況の中で予算編成を何回もやり、危機管理の場面にも遭遇し、首脳会議で国益をかけた論争もしてきた。そこは差があると思う。 枝野氏:追い詰められても諦めない根性はすごい。3年前の総選挙の最終段階でかなり彼女にプレッシャーがかかっていたが、すごく頑張ってくれた。今回も推薦人集めに苦労していたのを横目で見ながら、ちゃんと20人を集めた。一方で、一緒に遊説をして回ったりしていると、“杉並の人だな”と感じる。選挙で石原(伸晃)さんを倒したのはすごいし、女性の国会議員もたくさん作っているが、全国の過疎地域を考えた時に“ちょっと杉並色が強すぎるな”“代表選だと不利じゃないかな”とは思う。 泉氏:修正力はすごいなと。(代表選)初挑戦で、しかも1期目。自分が1期の時にそんなことはできなかった。政策については、僕や野田さん、枝野さんに負けずとやっているが、やはり外交安全保障などは官邸の中を見ていないだろうと思う。厳しいことを言うが、それを見た上で訴えるのとでは違いが出てくる。