【見どころ解説】J SPORTS STADIUM2024 広島 vs. 中日(09/29)
眼前の胴上げから一夜明け、今日は中日との試合がデーゲームで行われる。広島は、中日先発の高橋宏に立ち向かう。前回登板から中8日での巨人戦ではなく、中10日で広島戦にぶつけてきた。シーズンの規定投球回まであと2回1/3。最優秀防御率のタイトル獲得へ万全の状態で来る。
広島打線は今季4度対戦し、3勝を献上し、1度も勝てていない。30イニングで奪った得点は1点のみ。対戦打率は秋山(.333)、野間(300)が3割を超える。若い外野手の先発起用の可能性も高いが、前回初得点を奪った攻撃のように、上位打線が揺さぶり、若い中軸の一打に期待したい。
先発として高橋宏に立ち向かうのが、プロ2度目の先発となる常広だ。前回登板とは違い、大量援護は難しい相手。1歳下の右腕との投げ合いは、最少失点に抑えて僅差の展開に持ち込むゲームメークが求められる。
セ・リーグの優勝球団は前日、決まった。だが、広島のシーズンはまだ終わっていない。目標はある。あの光景を胸に、新たな1歩を踏み出す。
文;前原淳
前原淳