【解説】プーチン大統領…訪中は“絶好のチャンス” 国際会議で「存在感」アピール? “したたかな中国”思惑は…
■いま世界は非常に“手薄”に…
有働キャスター 「大国の思惑ですが、落合さんはどう考えますか」 落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー) 「習近平主席としては今回の件でただ権力が増すだけで、中国として表だってマイナスはないと思います。プーチン大統領側からすれば、国際社会から孤立しているものの、パレスチナに世界の注意が注がれているいま『チャンス』だと思っているのではないか」 「私として心配なのは、いまこの世界は非常に“手薄”なので、例えば日本に近い朝鮮半島とか、東シナ海に何らかの火だねが勃発したとしても、国際社会は非難はしたとしても実効的なことは何もできないんじゃないか」 「つまり、当事者同士の戦闘になるだけで、諸外国の軍事的介入の動きがないと予想される。簡単にいうと助けてもらえないのではないか。たとえばウクライナだけで戦争が始まった時とは、状況がずいぶん変わったんじゃないかなと思いますけども」 有働キャスター 「日本にいても、日に日に怖さを感じます」 ◇ 有働キャスター 「18日はバイデン大統領がイスラエルに、中国では習近平主席とプーチン大統領の会談と、世界のリーダーが大きく動く日となります。1つでも多くの命が守られる話し合いになることを期待したいです」 (10月17日放送『news zero』より)