九州産大、延長十一回で仙台大を下し準々決勝進出/大学野球選手権
全日本大学野球選手権第3日(12日、九産大5-4仙台大=延長十一回タイブレーク、2回戦、東京D)九州産大が延長戦の末に仙台大を下し、準々決勝進出を決めた。 九州産大は十一回に岩下天翔内野手(3年、千原台)が左前に勝ち越し打を放ち、さらに四球押し出しで追加点を奪った。 打順は9番ながら、今春は13打点でリーグ打点王だった岩下は、「初戦、力んで打てなかったので、指2本短く握って打った。うれしい。試合前に(左ふくらはぎを痛めスタメン出場できなかった)浦田さんが『きょう勝って、次やろう』と言っていて、打ってやろうと思っていた」と笑みを浮かべた。 九州産大・大久保哲也監督は、「ロースコアでないと勝機はないと思っていたが、2回タイブレークになるとは。最初(十回)ゼロで、半分あきらめた。最後よく投げたし、(十回の)ピンチで岩下がよく守った」と二塁で好守を見せ、勝ち越し打を放った岩下と救援で好投した水崎康平投手(3年、沖学園)を絶賛した。 敗れた仙台大・森本吉謙監督は、「(最後の5失点目は)押し出しでしたね。そこまでに勝ち越しできなかったですね」と惜敗に唇をかんだ。