下味レンチンですぐ味しみ。ご飯おかわり確定!時短煮もの3品
寒くなると煮ものが恋しくなるもの。「煮ものは時間がかかるし…」と思っている人にぜひやってみてほしいのが、下ごしらえとして具材をレンチンすること!これで煮込み時間がかなり短縮されるんです。さらに、下味をつけているから、味もしっかりしみこみます。今回は、ご飯のおかずにおすすめの煮ものレシピ3品をご紹介します! 【画像で確認】くったりかぶを、たら&たらこ親子でやさしい味に「たらとかぶのたらこ煮」 ▶教えてくれたのは 橋本 彩さん 料理家。料理初心者でも作りやすい、簡単でボリューミーな家庭料理が得意。2022年の「フーディストアワード」Instagram部門でグランプリを受賞。近著に、『一品入魂ごはん ヘトヘトでも「これなら作れる!」』(KADOKAWA)がある。 ■中華風ぶり大根 オイスターソースでコクをアップ!ご飯が進む一品に 【材料】(2~3人分)*1人分196kcal/塩分2.1g ・ぶり・・・ 2切れ ・大根・・・ 大1/3本(約400g) ■下味 └しょうゆ、みりん・・・ 各小さじ1 └長ねぎの青い部分・・・ 1本分 └しょうがの薄切り ・・・1かけ分 ■煮汁 └酒 ・・・1/4カップ └しょうゆ、オイスターソース・・・ 各大さじ1 └砂糖 ・・・小さじ2 └水 ・・・1/2カップ 塩 片栗粉 ごま油 【下ごしらえ】 大根は皮を厚めにむいて2cm厚さの輪切りにし、片面に十字の切り目を入れる。 【作り方】 1. 直径20cmの耐熱皿に大根を切り目を上にして並べ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で約7分加熱する。下味を回しかけ、再びラップをかけてそのまま余熱で約3分おく。 2. ぶりは塩ひとつまみをふって約5分おき、水けを拭き取る。2等分に切り、片栗粉を薄くまぶす。 3. フライパンにごま油小さじ2を中火で熱し、2を入れて両面を約1分30秒ずつ焼く。煮汁の材料、ねぎ、しょうがと、1を蒸し汁ごと加える。煮立ったら、弱めの中火にして落としぶたをし、約10分煮る。上下を返したら火を止めて再び落としぶたをし、余熱で約5分おく。 ■手羽中とれんこんのウスターソース煮 ウスターソースで、まろやかなコクと酸味の煮ものが完成! 【作り方】 れんこんを食べやすい大きさに縦に割る。耐熱皿に入れて下味(みりん、酒、しょうゆ)を回しかけ、ふんわりラップをして電子レンジで加熱。とり手羽中は塩、こしょうをふって、ごま油で皮目を下にして焼く。上下を返し、煮汁の材料(ウスターソース、砂糖、水)と、れんこんを蒸し汁ごと加える。ふたをして数分煮たあと、ふたを取って煮汁をとばし炒め煮に。器に盛り、粗びき黒こしょうをふる。 れんこんは手羽中と形を揃えて縦に割る。煮込み時間が短くなり仕上がりも◎。 ■たらとかぶのたらこ煮 やわらかなかぶをたらとたらこの親子で包んでやさしい味に 【作り方】 かぶは四つ割りにして耐熱皿に並べ、塩をふる。ふんわりラップをかけて電子レンジで加熱。甘塩たらは食べやすい大きさに切る。たらこは薄皮を除き、酒を加えて混ぜる。フライパンに煮汁の材料(とりガラスープの素、水)を入れて火にかけ、かぶを蒸し汁ごとと、たら、たらこを加えてふたをし、数分煮る。水溶き片栗粉を加えて混ぜ、おろししょうがを加えてそっと混ぜる。 * * * 「手羽中とれんこんのウスターソース煮」「たらとかぶのたらこ煮」は、煮込み時間わずか3~5分程度です。忙しい日でも手軽に味しみ煮ものを楽しめますよ。ぜひお試しください! レシピ考案/橋本 彩 撮影/木村 拓 スタイリング/しのざきたかこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子 ※電子レンジを使う場合は600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。 文=高梨奈々