「車中泊を強いられている被災者」も…「能登大地震」の影響で一面が焼け野原になった「被災地写真」
1月1日に石川県で発生した大地震。最大震度7を観測し、大津波警報も発令された。石川県周辺では、現在でも余震が続いている。 地震後の火災で真っ黒に…「家屋全壊し車が焼けた」生々しい現場写真 特に被害が大きかった、能登半島の北部にある輪島市、珠洲市、穴水町では、建物が倒壊し、火災が発生。それによりあたり一面が凄惨な場所へと変わってしまっていた。 記者が向かったのは穴水町周辺、車を動かすにも道路がひび割れ、道によっては完全に封鎖されている状況である。 地割れは各地で起き、地震の大きさを物語っていた。穴水町へ向かう途中、車で寝泊まりをしている男性から話を聞くことができた。 「道路は通れないし、帰ろうにも帰れない。水も断水しているから車中泊です。食べ物はコンビニで買えたカロリーメイトで過ごしています。風呂に入ってさっぱりしたい」 この男性は、穴水町に住んでいるのだが、住んでいる家までの道が途絶え、車中泊をしている。地震が発生した直後、コンビニに駆け寄り保存ができる食料と水を買い込んだのはいいものの、それ以外は何もできてないと話してくれた。 穴水町に入ると、建物の倒壊が目立ち、2階建ての一軒家の1階が完全に押しつぶされた家、斜めに傾いた家等、被害の深刻さを物語っている。場所によっては、大量の瓦が散乱し、道路を塞ぎ道が見えなくなる場所もある。 輪島市も同様に、道中の道路は封鎖され、通行止めが多くなっている。こちらの街では火災による被害が目立ち、多くの場所で焼け焦げた住宅が見受けられる。 まだ火災の鎮火から間もないため、様々なものが焼けた匂いが漂い、災害の大きさを肌で感じることになった。 実家へ帰省していた都内在住の男性が取材に応じてくれた。 「私の家は物置が倒壊しました。幸い怪我などはありませんが、まさかこうなるとは思ってもみなかったです。仕事は9日からですが、会社に相談してもう少し休みます。会社に行っている場合ではないので」 この男性は、2階建ての物置小屋が地震によって倒壊したという。年始に合わせた帰省だったのだが、都内の自宅への帰宅は見送るようだ。 依然石川県周辺では、余震が発生し油断ならない状況となっている。迅速な被災地支援が求められている。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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