飄々としながらも決めるところで決めてくるのが深澤辰哉

　最近の深澤の活躍は「Snow Manの秘密兵器」と呼ぶに相応しい。今回のドラマ出演しかり、『それSnow Manにやらせて下さい』（TBS系）内の3分で人気曲のダンスを完コピする企画「ダンスノ完コピレボリューション」ではMCを務めながらも助っ人としてここぞのタイミングに参戦、高確率で完コピを成功させている。10月11日放送回でも前人未到の嵐「Monster」のダンスを渡辺翔太、阿部亮平とともに見事完コピしてみせた。これまでも得意のクレーンゲームで勝負強さを見せるなど、飄々としながらも決めるところで決めてくるのが深澤だ。 　個性豊かで芸達者な9人が揃うグループゆえ、デビューからしばらくは最年長としてメンバーの活躍を支え、見守る立場に回りがちだった部分もあったように思う。しかし、ここ数年で自らも前線に立ち、グループに貢献しようという攻めの姿勢になっていった印象だ。ソロでのバラエティ番組出演はもちろん、ビジュアル面でも話題になることが増えている。 　パフォーマンスにおいても歌・ダンスともに安定感のあるスキルで全体を支えてきたが、深澤のポテンシャルが活かされた楽曲ももっと聴いてみたいと思うのは、筆者だけではないはずだ。最年長にしてまだまだ活躍の楽しみが残されている深澤は、やはり秘密兵器である。 ※1：https://realsound.jp/movie/2024/10/post-1814097.html