【カンボジア】首都新空港、来年7月に開業の見通し
カンボジア首都プノンペン近郊に建設されている新国際空港(テチョ国際空港)が2025年7月に正式開業する見通しとなった。プノンペン・ポスト(電子版)が19日伝えた。 カンボジア民間航空局(SSCA)のシン・チャンセレユブタ次官(報道官)によると、同空港建設の第1期の事業費は13億3,900万米ドル(約2,100億円)で、工事の進捗(しんちょく)率は12月9日時点で92%。旅客ターミナルビル、配電施設、駐機場などの主要施設は24年末までに完成する見通し。現在、建設現場の作業員は1万5,400人で、90%がカンボジア人。当初は25年上半期(1~6月)に開港する計画だった。 テチョ国際空港は、プノンペンから19キロメートルに位置し、敷地面積は2,600ヘクタール。建設は3期に分けて実施され、滑走路の長さなどを基準にした等級で最高の「4F」級の空港になる。 年間旅客処理能力は徐々に拡大し、30年までに1,500万人、最終的には4,500万人に引き上げる計画となっている。