自民党の田畑裕明衆議院議員の政治資金パーティー問題。 自民党富山市連から厳重注意を受けた田畑議員は、5日夕方謝罪会見を開き、違法性を指摘された「入金のみ」のパーティーの案内を過去7回行っていたことを明らかにしました。 田畑議員は5日午後4時から記者会見を開き、政治資金パーティーを巡る一連の問題で政治不信を招いたとして謝罪しました。 ＊田畑裕明衆院議員 「自民党が懸命に信頼回復に取り組んでいる最中、私の大変未熟な判断。多くの皆様よりお叱りやご意見を頂いてきた。この間、人間・田畑裕明として向き合って来た。今回の未熟な判断に対し、心よりお詫びを申し上げる。私の人生をかけ、あらゆる手段を通じて信頼回復に取り組む」 田畑議員は、国会で政治資金規正法改正の議論が続くなか、先月、パーティー開催を計画したうえ、野党から案内状にあった「入金のみ」の項目は、寄付の呼びかけにあたると違法性を追及されました。 会見で田畑議員は、「入金のみ」の欄を設けたパーティーを2022年からの3年間で、計7回開き、延べ200人以上から代金を得たことを明かしました。 そのうえで、「寄付を求める意図は全くなかった」と違法性がないことを強調し、「入金のみであっても、パーティー券の代金に見合う国政報告書を対価として届けている」と述べました。 収支報告書の訂正は行わないということです。 また、この時期にパーティーを計画したのは「未熟な判断だった」と繰り返し述べ、今後の開催については、「今の時点で語る資格はない。信頼回復に全力を果たす」と述べました。 一方、次期衆院選については…。 ＊Q出馬する？不出馬の可能性は？ ＊田畑裕明衆院議員 「今後のことについては、いまコメントする立場にはないと思う。信頼回復のために与えられた職責を全力で取り組みたい」 田畑議員は、およそ1時間にわたる会見で何度も頭を下げ、謝罪しました。