高速道路で「前のクルマとの距離」どう測る!? カンタンにわかる「適切な“車間距離”」の調べ方とは
車間をツメ過ぎると「あおり運転」に該当することも
クルマを運転する時には、前のクルマとの間に適切な「車間距離」を取ることが大切です。 車間距離が近すぎると事故や渋滞の原因になることもあるといいますが、適切な車間距離はどのように測ればいいのでしょうか。 【画像】「えっ…!」これが高速道路で「絶対やってはいけない」行為です!(30枚以上)
クルマを運転する時には、前のクルマとの間に適切な車間距離を取らなければなりません。 車間距離が近すぎると「車間距離不保持違反」として、違反点数は高速道路では2点、一般道では1点、反則金は高速道路で9000円、一般道では6000円(それぞれ普通車の場合)が科されます。 また、車間距離不保持は妨害(あおり)運転の10類型にも該当し、悪質なあおり運転と判断された場合には、より重い罰則が科されることもあります。 車間距離を詰めすぎると、急なブレーキやハンドル操作が難しくなり、事故を起こしやすくなってしまうほか、ブレーキを踏む頻度が増して渋滞の原因となってしまうこともあります。 走行中に適切な車間距離を測る方法とはどのようなものでしょうか。 車間距離に関して、道路交通法第26条では次のように定められています。 「車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない。」 さらに「交通の方法に関する教則」では、タイヤが新しい場合は時速100キロでは約100m、時速80キロでは約80m、タイヤが減っている時には約2倍の車間距離が必要だとしています。 高速道路を管理するNEXCO各社でも、路面が乾燥している時は時速100キロでは約100m、時速80キロでは約80mの車間距離を取る必要があり、雨で路面が濡れている時にはそれぞれ2倍の車間距離を取るよう呼びかけています。 高速道路など速度域が高い道路では、速度と同じ数字分の距離がひとつの目安になりそうです。