リーグトップを快走する4本塁打 主将も務める城西大の頼れる主砲・坂口渉【首都大学リポート】
「プロへ行きたい気持ちが強い」
この日の日体大2回戦では、ドラフト候補に挙がる右腕・寺西成騎(4年・星稜高)から4回表に今季4号となる先制2ラン。「1打席目にスライダーで三振を取られたので、同じ球を一球で仕留めるつもりで打ちました」。この一発は逆方向の右翼スタンドへ打ち込んだものだったが「体が開くクセがあり、右方向へ強い打球を打つ練習してきているので、その成果が出ました」と振り返った。しかし、試合は9回の土壇場に追いつかれ、延長10回タイブレークの末に6対7でサヨナラ負け。勝ち点は1のままとなり「優勝を目指してきましたが、今季は厳しくなってきました。ただ、残りの試合では勝ち点を取って秋へつなげていきたいです」と話している。 坂口自身は「プロへ行きたい気持ちが強いです」と進路の第一志望にNPB入りを掲げているが、リーグトップを快走する4本塁打に、今春は8試合中7試合で打点を挙げ、早くも11打点。頼れる主砲のバットはチームのため、そして、自分のために打ち続ける。 文&写真=大平明
週刊ベースボール