JR赤間駅で地島小児童が「島の魅力」発信 手作りパンフレットも配布
宗像市立地島小児童7人が12月9日、JR赤間駅構内で地島の魅力を発信するプレゼンテーションを行った。(宗像経済新聞) 【写真】パンフレットを駅員に渡す児童 同校が取り組む総合的な学習の時間「大好き地島!」の一環。宗像市の離島地島にある同校は全児童が7人。島内の高齢化と人口減少により、地域の文化や思いの継承が難しくなっていることから、地島のよさを伝え、活気のある島にしていきたいと島内の魅力を発信する学習を行っている。 これまでは、主に毎年3月に地島で開催するイベント「椿(つばき)まつり」などを訪れる来島者に向けて発信してきたが、本年度はより多くの人に地島を知ってもらおうと、児童の話し合いにより人が多く行き来する駅やスーパーマーケットでのPR活動を企画。各児童が地島について知りたいことや伝えたいことをまとめ、準備を進めてきた。 この日、教員と共に海を渡りJR赤間駅を訪れた児童7人は、駅員や駅を訪れた人に手製のパンフレットを手渡しながら島をアピール。「椿まつり」で演奏するために練習中の三線を披露したほか、「島の秋の物で作った迷路」「地島の献上ワカメの秘密」「沖ノ島スポット」「釣りスポット」「地島の魚がおいしいわけ」「島の優しさを感じたランキング」「椿油ご飯の作り方」の紹介を、クイズなどを交えながら順にプレゼンテーションした。 児童からパンフレットを受け取った福岡市在住の女性2人は「立派なパンフレットできれいに作ってある。地島のことは今回初めて知った。家に帰ってゆっくり読みたい」と話していた。 児童は「お客さんの前での発表は緊張した。椿まつりは島外から600人が来るイベント。三線の演奏のほか、自分たちが作った作品も販売する予定。たくさんの人に地島に来てもらえたら」と笑顔を見せる。
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