元教師と現役女子高生の“真面目な優等生”タッグがスターダム恒例のリーグ戦に挑む!「頭を使って勝ちにいきたい」
大学進学を考えている妃南。中間テストは7教科で学年1位
今も地元の栃木で暮らし、高校に通いながら試合をする。学校を早退して、制服のまま会場に来ることもあるそうだ。とはいえあくまで学業優先だから、地方大会にはなかなか出られなかった。長期のリーグ戦に出場すること自体も、妃南にとっては新たな挑戦なのだ。 「いま高校3年生なんですけど、プロレスと勉強の両立がうまくできるようになってきました。気持ちの余裕が出てきて」 大学進学を考えているから、これからさらに勉強も大変になる。レディから見ても「時間がない中で凄く頑張っている」そうだ。先日の中間テストは7教科トータルで学年1位。2位に30点差をつけた。 来春からは、おそらく“大学生プロレスラー”として活動することになる。高校を卒業したらやってみたいことを聞いてみると...。 「超遠い場所にも遠征してみたいですね。あとジムに通いたい。今は地元からだと遠くて通えないんです」 この言葉からも分かるように、性格はあくまで真面目。「校則もちゃんと守ってます」と妃南。レディは「私たち2人だから勝てるやり方があるはず。頭を使って勝ちにいきたい」と言う。破天荒なタイプも多いプロレスの世界で“真面目な優等生”のタッグがどう闘っていくか。リーグ戦を通じての成長にも期待したい。 取材・文●橋本宗洋