折坂悠太、4thアルバム『呪文』より「ハチス」のMV公開
6月26日に2年8ヵ月ぶりに4作目となるアルバム『呪文』をリリースしたシンガー・ソングライターの折坂悠太が、アルバム収録曲「ハチス」のミュージック・ビデオを7月24日(水)に公開しました。 『呪文』は、コロナ禍の中で制作された内省的なコンセプトを持った前作『心理』と比べ、風通しの良いサウンドスケープ、日常を反芻し、今の現在地を見定めるような確かな眼差しを落とし込んだ内容に。アルバムでは、senoo ricky(ドラム)、宮田あずみ(コントラバス)、山内弘太(エレキギター)からなるバンド・メンバーを中心に、折坂悠太(重奏)で共に活動してきたyatchi(ピアノ)、ハラナツコ(サックス)、宮坂遼太郎(パーカッション)、波多野敦子(ストリングス)らが参加。レコーディングとミックスを角銅真実、NRQ、池間由布子、テニスコーツなどを手掛ける大城真が担当し、マスタリングはFrederic Staderが担当しています。収録曲は、BS-TBS木曜ドラマ23『天狗の台所』主題歌の「人人」のほか、以前からライヴ、フェスでも演奏してきた楽曲や、書き下ろしの新曲を含む全9曲となっています。 「ハチス」のMV監督&制作は塩田正幸と浮舌大輔。実際に撮影した上野・不忍池と、CGで制作された不忍池の風景が、そこで起きた出来事を映しながら交錯していく映像となっています。 また、アルバム・リリースを記念して、全国8都市・9公演をまわるホール・ツアー〈呪文ツアー〉が9月18日(水)より開催が決定。チケットは一般発売中です。7月27日(土)に2年ぶりとなる〈FUJI ROCK FESTIVAL '24〉に出演。そのほか、8月3日(土)〈INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL 2024〉(韓国)、8月16日(金)〈RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO〉など日本海外含め各地のフェスに出演を予定しています。 [折坂悠太 コメント] あつい日。想像の不忍池と、現実の不忍池を行ったり来たり。カーテンにぐるぐる巻きの子供みたいに、塩田さんと浮舌さんは大いに遊んだ。私もすごく嬉しくなった。息をしている(していた)誰かがいる。「表現」を隔てて、それを見つめる誰かがいる。夕方には溶け合って、少しだけせつなかった。