ゴッホテーマに表現 有華さん黒板アート 一関・花泉 古民家カフェ
一関市花泉町涌津字亥年前の古民家カフェラウンジvin gogh(ヴァン ゴッホ)に、後期印象派を代表するオランダの画家ゴッホをテーマにした黒板アートがお目見えし、訪れた人が落ち着いた雰囲気の店内と調和した作品を眺めながら、素材にこだわったビストロ料理やコーヒーを楽しんでいる。 黒板アートは、11日に同店がリニューアルしたのを機に市内でデザイナー、イラストレーターとして活動するアーティストの有華さんに依頼したもので、大きさは高さ1・8メートル、幅2・7メートル。店名の由来にもなっているゴッホの肖像を中央に配し、周囲にはゴッホの作品を代表するヒマワリや糸杉などが描かれている。 店からの依頼を快諾した有華さんは「店の中から見渡せる景色が、ゴッホの作品に登場する農村風景に似ていると感じた」と語り、店内から景色を見ながら1日かけて作品を制作。同店などを運営するsalad bowl代表取締役で料理家の千葉翔太さん(29)は「作品は店内の雰囲気にも合い満足している。繰り返し描くことができる黒板アートの長所を生かして、季節ごとに作品を描いてもらうことも考えていきたい」としている。 築80年以上の古民家を改装したヴァン ゴッホは2022年4月に開店し、のどかな農村風景の中で地元野菜にこだわった料理やコーヒーが気軽に味わえるスポットとして人気。リニューアルで新たにサラダビュッフェを設けたほか、月替わりのパスタなども提供している。 営業時間は午前11時~午後5時(ランチのラストオーダーは2時30分)。木曜定休。