北海道の仕事始めは雨具が必要 湿った雪が降りやすく道南を中心に雨
今日5日の夜には道南方面から湿った雪が降り出し、明日6日朝にかけては道北や道央、道南方面で広く湿った雪となるでしょう。沿岸などを中心に雨となる所もありそうです。道東方面は、朝は天気の崩れはない見込みですが、午後には雪や雨が降り出すでしょう。仕事始めの通勤の際は、防水の効いた靴や雨具が必要です。なお、明後日7日は道東方面で雪が強まる可能性があります。
雪ではなく雨の所も 全道的に気温が上がる
今日5日は、冬型の気圧配置が緩み、日中は道北で曇りや雪となった他は広く晴れましたが、夜は日本海に進む低気圧から気圧の谷がのびるため雲が広がり、道南などから雪が降り出すでしょう。明日6日はこの低気圧が前線を伴い、北海道付近を通過し、大気の状態が不安定となる見込みです。 今日で年末年始のお休みも終わり、明日からは仕事始めという方も多いかと思いますが、明日朝の通勤時間帯は道北や道央、道南方面では湿った雪の降る所が多いでしょう。道南方面の沿岸を中心に雨となる所もありそうです。札幌でも雨まじりの雪や雨となる時間があるかもしれません。局地的に雷を伴い、降り方の強まる可能性があります。 道東方面では、朝の通勤時間帯は目立った天気の崩れはない見込みですが、午後になると湿った雪や雨が降り出すでしょう。 普段、雪はフードなどでしのいでいる方も、明日はフードだけでは濡れてしまう恐れがあるため、外出の際は傘などの雨具が必要です。また、路面の雪が解けてドロドロになったり、大きな水たまりができたりするなど路面状況が非常に悪くなるため、防水の効いた靴がよさそうです。また、日中は気温が上がり、最高気温は全道的にプラスとなるため、屋根の雪もゆるみやすくなります。屋根からの落雪の恐れがあるため、軒下やビルの近くでは十分な注意が必要です。積雪の多い所では雪崩などの恐れもあります。 車を運転する方は、路面の雪がゆるむことでタイヤがはまってスタックする恐れもあるため、注意して下さい。歩行者への泥はねなどにも注意が必要です。
明後日7日 道東方面では雪や風が強まる恐れ 札幌周辺も雪の可能性あり
明後日7日は三陸沖を北上してきた低気圧が道東方面を通過する見込みです。 道東方面では明後日の午前を中心に天気が崩れ、短い時間で雪や雨の降り方が強まる恐れがあります。雪などによる交通障害に注意して下さい。 また、明後日は後志地方から札幌周辺でも雪の降る可能性があります。一時的に雪の降り方が強まる恐れがあるため、最新の気象情報を確認するようにして下さい。
日本気象協会 北海道支社 鎌田 隆則
