「一緒に新しい東京を」 都知事選、小池氏がHP上で第一声
東京都知事選(投開票7月5日)が告示された18日、現職の小池百合子氏は再選に向け自身のホームページ(HP)上に約2分の動画を公開し、「第一声」を発した。動画内で小池氏は「『東京の未来は都民と決める』をスローガンとして(1)都民の命を守り稼ぐ東京(2)人が輝く東京(3)都民ファーストの視点での行財政改革・構造改革――を進める。都民の未来を守るために、私は戦い続ける。一緒に新しい東京を作りましょう」と呼び掛けた。 【動画】東京都知事選が告示 現職・小池百合子氏がHP上で第一声
小池氏は今回の選挙で、「3密」が発生する可能性のある街頭演説を行わず、オンラインを活用した選挙戦とする方針。 動画冒頭、小池氏は「いま感染第2波への構えとして、万全の医療検査体制の確保を進めている。都民の命と健康を守り抜くことを最優先に、経済活動への支援もさらに強化していく」と新型コロナウイルス対策に励んでいる姿勢をアピール。また、「この4年間みなさんの信頼と期待を原動力として東京大改革を進めてきた」とした上で、待機児童数を3年間で6200人減少させたこと、国に先駆けて都独自の受動喫煙防止条例を制定したこと、事業見直しで3500億円の新規財源を確保したことなどを1期目の成果として訴えた。 そして、「都民ファーストの都政、情報公開の徹底、賢い支出、これらを柱とする東京大改革は確実に進行している。今回、バージョンアップした『東京大改革2.0』を掲げて2期目の都知事選挙に立候補した」と述べた。 今回の都知事選には、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏、前熊本県副知事の小野泰輔(たいすけ)氏、れいわ新選組の山本太郎党首、NHKから国民を守る党の立花孝志党首らが立候補している。