美郷町の幻の酒「いすゞ美人」復活へ 延岡市の酒造会社で酒の仕込み始まる
テレビ宮崎
宮崎県美郷町で半世紀前まで造られていた幻の日本酒を復活させようと、延岡市の酒造会社の協力で、8日から酒の仕込みが始まりました。 「幻の酒いすゞ美人」は、美郷町北郷の甲斐酒造が1968年までつくっていた日本酒です。 甲斐酒造の流れをくむ甲斐酒店や町などが、この酒の復活プロジェクトを立ち上げ、これまで酵母の採取などを行ってきました。 甲斐酒店は現在、酒造りをしていないことから、延岡市の千徳酒造の協力で「いすゞ美人」を醸造することになりました。 8日は酒の元になる酒母づくりで、美郷町で栽培され当時酒米として使われていた品種の「瑞豊」を蒸して、甲斐酒店でくみ上げた井戸水や麹、酵母が入ったタンクに入れていきました。 (甲斐酒店5代目 妻甲斐文代さん) 「飲んでほっとするようなお酒ができるといいな、またもう一杯欲しいなと思えるようなお酒になってもらえればと思います。」 (千徳酒造 門田賢士社長) 「たくさんの方の思いが、すごく入っているんですよね。思いをしっかり受け止めておいしいお酒をつくっていきたい。」 「いすゞ美人」は2月中旬に完成し、美郷町で2月20日から開催される宇納間地蔵大祭で先行発売される予定です。
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