オリオールズ移籍の菅野智之、オンラインで入団会見「ワールドチャンピオンが一番の目標」
【ニューヨーク=平沢祐】巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使し、米大リーグ・オリオールズへ移籍が決まった菅野智之投手(35)が19日、オンラインで入団記者会見に臨み、「ワールドチャンピオンになることを一番の目標にやっていきたい」と抱負を述べた。 【写真】「スガコバ」に輝き再び…離れた二軍でも投球チェック
チームカラーを意識したオレンジ色のネクタイで会見に臨んだ。オリオールズ入りを決めた理由を「素晴らしいピッチングスタッフがいて、プレーオフやワールドシリーズを勝ちたいという熱意が伝わってきた。純粋にそこで投げてみたいという気持ちで決断した」と明かした。
自身の投球スタイルについて「コントロールやコンビネーションに関しては、米国でも勝負していける自信があるし、スタイルを変えるわけではなく、今持っているものでどこまで通用するかをまず試してみたい」と語った。「とにかく1年間ローテーションで回れるように。そうすればおのずと結果はついてくると思う。そういう働きをしたい」とフル回転を誓った。
日本で通算136勝(74敗)の右腕は、新たな環境へ飛び込む上で「何も不安や心配事はない」と言い切り、「こっち(日本)でやってきた12年間の経験が確実に生きると思う。どんな環境でも適応する覚悟」と意気込んだ。
オリオールズは、ヤンキースやレッドソックスなどと同じア・リーグ東地区。「素晴らしいリーグに入れた。僕自身も(日本では)ずっと、強くて歴史のあるジャイアンツでプレーさせてもらっていたので、そういう巡り合わせもよかったと思う」と話した。