オイシックス・稲葉大樹が現役引退 通算958安打の〝ミスター独立リーグ〟「大きな拍手と声援は一生の宝物」
今季からイースタン・リーグに新規参入したオイシックスは3日、稲葉大樹内野手兼野手コーチ(40)が今季限りで現役を引退すると発表した。5日に新潟市内で引退会見を行う。 同選手はオイシックスの前身であるルートインBCリーグ・新潟アルビレックスが発足した2007年から所属。BCリーグで通算958安打、11年にはシーズンMVP、首位打者を獲得するなど、「ミスター独立リーグ」の異名を取った。 今季はイースタン・リーグで31試合に出場し、打率・216(37打数8安打)。新潟一筋18年の現役生活に終止符を打つことになった。 ◆稲葉大樹「いつもチームに温かいご声援、ご支援をいただきありがとうございます。この度、2024年シーズン限りで現役を引退する決断をしましたので、ご報告させていただきます。サポーターの皆さまには引退発表がシーズン終了後になってしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。BCリーグが始まった2007年からこれまでの現役生活は苦しいことの方が多かったと思いますが、皆さまからのいつも温かいご声援に何度も何度も励まされ、諦めそうな時も前を向いてこれました。打席に入る時の皆さまの大きな拍手と声援は一生の宝物です。今後の人生でも、この大きな宝物はきっと僕の背中を押してくれると確信しています。今はひとえに自分に携わって下さった全ての方々に感謝し、球団をはじめ、地域と、地域の子供たちのために恩返ししていきたいと思っております。18年間、本当にありがとうございました」