<春に挑む>選手紹介/17 国学院久我山・佐野大和/二松学舎大付・渡部心太朗 /東京
◇俊足武器に守り、走る 国学院久我山・佐野大和(やまと)(2年) 昨秋の都大会決勝の最終回、「足が速いだけでなく走者として打球を見極め、塁を進めるべきかどうか冷静に判断できる」と尾崎直輝監督から代走を任された。期待通り確実な進塁で生還し、サヨナラ勝利に貢献した。 外野手として守備範囲の広さも持ち味だ。同大会2回戦では、俊足で左翼フェンス際のファウルボールに追いついて捕球、チームメートから称賛された。 この冬は、守備面で「瞬発力やスムーズな体重移動」をさらに強化。打撃面では、「体のキレを意識した力強いスイング」を磨いてきた。 マイブームはラーメン店巡り。チームメートと一緒に、有名店やネット情報で気になった店に食べに行くという。【小林遥】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)左投げ左打ち(2)166センチ、70キロ(3)東京日野シニア(4)スタンドのメンバーの力も合わせて全員野球。1戦1戦気を抜かずに勝ち進みたい ……………………………………………………………………………………………………… ◇自慢の肩で盗塁阻止 二松学舎大付・渡部心太朗(2年) 小学校から捕手を続けている。そのやりがいは、自慢の肩で盗塁を阻止したときなどに感じるという。昨秋の都大会では1試合に途中出場した。 この冬は守備面でのさらなるレベルアップを図り、捕球の際のボディーストップやステップワークを意識して練習を重ねている。先輩捕手の鎌田直樹さん(3年)から教わる機会も多く、「助言を受けてプレーは良くなっている」と実感できている。 中学1年の時、夏の甲子園に出場した二松学舎の試合をテレビで観戦し、正捕手のリードの仕方に感銘を受け「自分もここで」と思ったという。ウエートトレーニングが好きで、実家にベンチプレスなどの器具をそろえている。【加藤昌平】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)173センチ、85キロ(3)江戸川南ボーイズ(4)昨秋の都大会(決勝)で負けた悔しさをバネに努力していきたい