【MLB】吉田正尚が右肩の手術を受ける レッドソックスが発表 2025年シーズンの開幕には間に合う見込み
日本時間10月17日、レッドソックスは吉田正尚が右肩の関節唇修復手術を受け、無事に手術が成功したことを発表した。レッドソックスの発表によると、吉田の手術は日本時間10月4日にマサチューセッツ総合病院でエバン・オドネル医師によって行われたようだ。球団の公式発表ではこれ以上の詳細には言及されていないものの、米公式サイト「MLB.com」でレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスは吉田が2025年シーズンの開幕に間に合うことを期待しているという。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 現在31歳の吉田はメジャー2年目の今季、108試合に出場して打率.280、10本塁打、56打点、2盗塁、OPS.764を記録。左翼手として87試合、指名打者として49試合に出場した1年目とは対照的に、今季は出場したほとんどの試合で指名打者として起用され、左翼の守備に就いたのは1試合(1イニング)だけだった。吉田はシーズンを通して右肩の違和感に悩まされていただけでなく、4月末には左手親指を痛めて故障者リスト入り。1ヶ月以上にわたる戦線離脱を強いられた。 吉田がほとんど守備に就かなかった理由が、右肩の不調とどれくらい関係があるのかは定かではない。レッドソックスはジャレン・デュランを筆頭に若手外野手が次々に台頭しており、右翼でゴールドグラブ級の好守を見せたウィルヤー・アブレイユ、遊撃と中堅の両方をこなしたセダン・ラファエラなど、外野手は人材豊富。アレックス・コーラ監督は吉田の右肩の不調と指名打者固定が関連していることを否定しており、右肩の故障がなかったとしても、吉田は指名打者メインの起用になっていたとみられる。 吉田は来季、外野の守備に復帰することに意欲を見せているが、少なくとも右肩の状態が万全になるまでのあいだは指名打者での起用が続くだろう。右肩の故障が癒えたとき、吉田が本来の打棒を発揮することを期待したい。