松本ボーイズ、猛打で4年ぶり4度目の選手権出場! ジャイアンツカップも出る!!
◆第55回日本少年野球選手権大会 長野県支部予選 ▽決勝 松本ボーイズ14―7新潟ボーイズ=5回コールド=(6月9日・佐久総合運動公園野球場) 夏の全国大会・第55回選手権大会(8月2~7日、大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の支部予選が各地で行われた。長野の決勝は松本ボーイズが新潟ボーイズにコールド勝ち。4年ぶり4度目の出場を決め、ジャイアンツカップ地区予選出場も決めた。 ※ ※ ※ 最後の打者を投ゴロで仕留めた岡庭は、そのまま一塁へ駆け抜けた。「自分でアウトを取りたかった」。ナインは淡々と整列、優勝に喜びをぶつけ合う姿はなかった。 「格好良く行こうぜ!」と言う松野光之監督(53)の教えだった。相手へ敬意を払い、過度なパフォーマンスを封印。終了後にベンチ裏で喜びを分かち合った。 初回から打線が火を噴いた。2死満塁で山田が左中間をライナーで破る三塁打で先制。「去年秋に悔しい思いをしたので…」。1点差で惜敗した春季全国予選決勝・千曲戦の最後の打者だった。「みんなで回してくれたチャンスだったので」とコンパクトに振り抜いた。 関東ボーイズリーグ大会は準々決勝で武蔵嵐山を撃破し、初の4強入り。田中主将は「最近、調子が上がっていたし、メンタルも強くなった。監督のお陰です。ずっと気持ちを盛り上げてくれます」と感謝を口にした。平日は週3回、室内で打ち込み。食らいつき追い込まれたらミートに徹する。先発全員安打、わずか1三振と徹底されていた。 昨年からのレギュラーが5人、新チームはジャイアンツカップ出場を目標に据え、優勝で地区予選出場を決めた。4年ぶりの選手権出場も20年はコロナ渦で本戦が中止となり、15年以来の本戦となる。当時、G杯初出場を成し遂げたメンバーの広瀬祐二、座間嵩大がコーチとしてチームに帰ってきた。松野監督と頼れる兄貴分とともに松本ボーイズが新たな歴史を切り開く。 【松本ボーイズ・登録メンバー】※は主将 ▽3年生 ※田中仁吾、矢倉幸、中西隼士、山田颯汰朗、矢花輝弥、岡庭虎太郎、徳竹隼、柳原晟志郎、板花夢裟志、堤想翔、横山虎鉄、宮下凌太朗、井戸田直輝 ▽2年生 塩原治真、本木伶河、丸山雄平、市川聖己、中村徹、佐藤太一
報知新聞社