「いまどきの若いもんは、素晴らしい」声優・山寺宏一が影響を受けた大先輩の“姿勢”とは?
声優の山寺宏一が、人からの学びについて語り、おすすめの楽曲を紹介した。 山寺が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。毎週ゲストを招き、人生で得た学びや気づきを教えてもらうコーナーだ。ここでは9月17日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。
声優界で長年活躍し続ける大先輩
洋画の吹き替えではジム・キャリーやトム・ハンクス、ウィル・スミスなど、数々の大物俳優の声を演じている山寺。アニメではディズニーのドナルドダックや『アラジン』のジーニー、『アンパンマン』のチーズ役など、人気キャラクターをさまざまな声で演じわけ、「七色の声を持つ男」として知られている。 また、声優としてはもちろん、歌手や俳優、ナレーター、モノマネタレント、ラジオパーソナリティなど、多方面で活躍中だ。 そんな山寺の人生に影響を与えたのは、声優の大先輩である羽佐間道夫との出会いだという。羽佐間は現在90歳、『ロッキー』の吹き替えやピーター・セラーズなど往年の名俳優の吹き替えを担当しており、現在でもナレーションなど精力的に活動をしている。そんな羽佐間の姿は「働きっぱなし老人」と評されているほどだと、山寺は話す。 山寺:(羽佐間さんは)最近だと『声優口演』という無声映画に声を当てる企画のプロデュースもなさっていて、声優界で知らない人はいないと言えるような、創世記から活躍なさっている方です。僕は養成所時代からお世話になっていて、40年以上の付き合いになるのですが、いまもレギュラーの仕事を一緒にやっていますし、公私ともにお世話になっています。そのなかで、「なぜ90歳でそんなにお元気なのか」をいつも探ろうと、「声を出すのがいいことなのか」「いつも散歩をなさっているそうなので、体を鍛えるのがよいのか」と、いろいろ見ているのですが、本人がおっしゃっているのは「何にでも好奇心を持つこと」だそうです。いまだに「あれはおもしろい」「これはおもしろい」「山ちゃん、これ見たんだけどどう?」「何かおもしろいことない?」といつも探っていて、「今度、こんな新しい企画を考えているんだけど、どうだ?」と(話しています)。