岩田翔吉対ハイロ・ノリエガ　3回、KO勝ちでチャンピオンベルトを肩にかけ歓喜の表情の岩田（撮影・横山健太）

＜ボクシング：WBO世界ライトフライ級王座決定戦12回戦＞◇13日◇東京・有明アリーナ 　WBO世界ライトフライ級1位の岩田翔吉（28＝帝拳）が新王者となった。無敗の同級2位ハイロ・ノリエガ（31＝スペイン）と世界ベルトを懸けて拳を交え、3回3分0秒、TKO勝利を収めた。同回に右ショートアッパーでダウンを奪取。立ち上がってきたノリエガに左フックでダウンを追加し、レフェリーストップに追い込んだ。22年11月以来、2度目の世界挑戦で王座獲得に成功。早大出身初の世界王者となった。またIBF世界同級王者矢吹正道（32＝LUSH緑）との統一戦を希望した。 　　　　◇　　　◇　　　◇ 　★岩田の王座奪取による記録アラカルト★ 　◆帝拳ジムが王者輩出1位　岩田が世界王座獲得し、帝拳ジムの男子王者輩出は14人目（JBC登録のみ）。協栄を抜きトップ。 　◆早大初の世界王者　早大出身では高山将孝、三谷大和、佐々木基樹に続き4人目の世界挑戦で、岩田が同大初の世界王者に。 　◆95年度生まれで世界王者6人目　岩田が世界王座を獲得し、田中恒成（畑中）、比嘉大吾（志成）、山中竜也（真正）、井上拓真（大橋）、ユーリ阿久井政悟（倉敷守安）に続き、95年度生まれで6人目の世界王者誕生に。5人の世界王者が誕生した88年度生まれを抜いて黄金世代に。