阪神D2位・今朝丸裕喜が仮契約 朝が苦手だった! 夢の200勝へ目覚まし10個入寮プラン!!
阪神からドラフト2位で指名を受けた今朝丸裕喜投手(18)=兵庫・報徳学園高=が17日、大阪市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸720万円で仮契約した。選抜大会での2年連続準優勝など甲子園を沸かせた最速151キロ右腕は、実は朝起きることに関しては「×」だと証言。入寮時に目覚まし時計を10個持参することも検討しながら、〝寝る子は育つ〟を証明し「200勝」を目指す。 目覚めて起き上がるツラさを克服し「二重丸」の朝にしてみせる。仮契約を結び、夢の世界への扉を開いた今朝丸が、苦手とする「寝起き」への対策を掲げた。 「朝は苦手。タイマーを何度も止めてしまいます。(目覚まし時計を)10個ぐらい持って行こうかなと」 寝坊したり遅刻するまでではないというが、てっきり「○」だと思っていた朝が「×」だったとは-。プロで戦っていく上で、良質な睡眠は必須条件。毎朝、最高の状態で目覚めることが大事だということは今朝丸も重々、承知している。 「一番大切なのは体づくりですけど、ただ体を作っても意味はない。しっかりコンディショニングも徹底的にやっていこうと思っています」 球界では元巨人・ヤンキースの松井秀喜氏ら、朝が苦手で遅刻の常習者といわれた大物たちもいるが、朝から野球漬けの日々が待ち受けるプロでは朝からシャキッと体を起こして力を発揮できるに越したことはない。 これまでは夜眠る前でもスマートフォンの画面をみつめてしまう時間があるというなど、睡眠対策には無頓着な方だったと正直に打ち明ける。プロ入りに向け、マットレスや枕、布団などの寝具などは「自分に合ったものを使います」と来年の入寮に向けて一式をそろえるつもり。そして〝歴代最多クラス〟といえる10個の目覚まし時計で、少しずつでも朝型の今朝丸になっていく。 高校の3年間では7時間はぐっすりと眠ってきたいう。「おにぎりを一日に多いときには6、7回」と、補食をとりながら体を起こし、午前中の早い時間帯に行われる練習試合の登板にも対応してきた。2度の選抜準優勝を誇り、甲子園では春夏計11試合を戦ったが、報徳学園が午前中の試合を戦うケースは不思議と少なく1試合のみだった。プロでも、1軍に定着すればナイター中心の生活となる。体ができあがるとともに、目覚ましも要らなくなるはずだ。 目標は大きく、200勝だ。現在開催中のプレミア12で侍ジャパンの試合を熱心に見ており、投手陣の柱を担う阪神・才木の活躍に「直球でファウルを取れる。自分もこういう投手になりたいと改めて思った」と刺激を受けた。同じ地元・兵庫の高校(才木は須磨翔風)から虎入りしエース格に成長した右腕に続けと、今朝丸もプロで持ち球をさらに磨く。