新天地で早速存在感を醸し出すスミス・ロウ フラム指揮官は今夏の獲得理由を語る 「彼は稀有な選手」
第2節ではゴールも記録
フラムの指揮官マルコ・シウバはMFエミール・スミス・ロウの獲得に動いた理由を語った。英『Evening Standard』が報じている。 [動画]左サイドを駆け上がったスミス・ロウがフラムでのプレミア初ゴール アーセナルのアカデミーで育ちクラブの未来を担う逸材として注目を集めてきたスミス・ロウ。アーセナルで10番を背負うまでになったが、ミケル・アルテタ監督のもとで、レギュラーを掴み取るまでには至らず、今夏大きな決断をして、フラムでの挑戦を選んだ。 そんなスミス・ロウはフラムでプレシーズンから存在感を発揮していたが、プレミアリーグ第2節のレスター戦では早速ゴールをマーク。新戦力としてチームに新たな風を吹き込んでいるが、指揮官はスミス・ロウについて、「彼は稀有な選手」と称賛し、移籍のメインターゲットにした理由を語った。 「我々は彼のような選手を求めていた。ライン間でプレイでき、そのスペースでより創造性を発揮できる選手、ペナルティエリア内に侵入できる選手が欲しかった。彼にはそれができる能力がある。アーセナルが彼を売却する気があると感じたとき、我々は彼をそのポジションの第一候補に定めた。我々は彼を獲得するために懸命に動いた。彼の技術力と創造性は、その決定において我々が選手に求めているものだ」 一方でシウバ監督はスミス・ロウの改善点についても言及した。 「プレミアリーグのペースという点では、多くのことを改善しなければならないと彼は理解している。80分、90分、100分間、同じ強度でプレイできる準備をしなければならない。プレミアリーグでは、ボールのないところでもハードワークが求められる。選手に質があり、学ぶための正しい考え方を持っていれば、あとは時間の問題だ。彼はあらゆる面で上達するだろう」 プレミアリーグの2試合はスタメン出場を果たしているものの、どちらも70分を前に交代しており、90分通してハードワークができるスタミナを指揮官はスミス・ロウに要求しているようだ。 フラムでかつての輝きを取り戻すだけではなく、さらなる成長を目指すスミス・ロウはここまで順調だ。すでに才能の片鱗を見せているスミス・ロウから今シーズン目が離せない。
構成/ザ・ワールド編集部