侍ジャパン・清水達也、「理想的な組み立てができた」7回のピンチ抑えた 重圧からのリラックス法は韓流ドラマ【プレミア12】
◇22日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」 2次リーグ 日本9―6ベネズエラ(東京ドーム) 過酷な台湾での登板を終えれて一皮も二皮もむけたようだ。4点リードの7回に2死一、二塁のピンチを迎えた場面で侍ジャパンの清水達也投手(中日)が登板。シーズンでおなじみの登場曲「One day」を背にマウンドに上がった。 打席には6回に逆転2ランを放ったばかりの4番CE・ペレス。難なく2球で追い込むと、最後は落差の大きいフォークを引っ掛けさせて三ゴロ。得点を許さず、「臆せずに自分のボールを投げられればと思ってました。理想的な組み立てができてフォークも高さを間違えずに投げられた」と納得の表情を浮かべた。 前回登板は17日の台湾でのキューバ戦。慣れないマウンド、降りしきる雨と条件はよくなかったが「相手も条件は同じ」と言い訳はしない。そこから日本に戻ってきて戦う2次リーグ。「日本に帰ってきてのびのびと楽しんで投げていきたい」と帰国後に話していたように、重圧を感じさせないこの日の快投だった。 13日の大会初戦から毎試合負けられない戦いが続く中、中継ぎとして心も体も常に準備しなければいけない。侍のユニホームを着る緊張感から少しでも開放されるためのリラックス法は韓流ドラマの鑑賞。最近は人気の韓流ドラマ「涙の女王」がお気に入りで「もう2回目です。1回目よりももっと良さが分かるんですよ」。台湾への往復の機内でも鑑賞し、涙をポロリと流しながら移動のストレスも発散した。 泣いても笑っても今大会もあと2試合。「一日一日が負けられない試合を乗り越えてすべて経験値になっている。このヒリヒリ感を楽しんでいきたい」。しびれる場面での登板を経てもっと成長していく。
中日スポーツ