C・ロナウドの痛烈批判にテン・ハグ監督が反論「意見を言う権利はある。ただ私に影響はない」、週末敗れれば38年ぶり最悪スタートに
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドから痛烈に批判されてしまったマンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が、自身の考えを語った。イギリス『BBC』が伝えた。 2022年7月からユナイテッドの指揮官に就任したテン・ハグ監督。3シーズン目を迎えた中、チームは開幕戦こそ勝利したものの、その後はブライトン&ホーヴ・アルビオン、リバプール相手に連敗と苦しいスタートを切っている。 かつてプレミアリーグを席巻したチームは影を潜め、近年は迷走気味でもあるユナイテッド。2013年以来となるプレミアリーグ制覇をファンは期待するものの、テン・ハグ監督はシーズン前のインタビューで「まだまだ遠い」と、優勝の難しさを口にしていた。 そんな中、C・ロナウドはクラブOBでもあるリオ・ファーディナンドとのポッドキャストに出演。2022年11月に退団した際には遺恨も残した中、シーズン前の発言に触れ「監督はリーグやチャンピオンズリーグ(CL)で優勝できないと言っている。マンチェスター・ユナイテッドの監督がリーグやCLで優勝を争わないなんて言うべきじゃない。メンタル的にその可能性がないと言っているのかもしれないけど、僕はそう言えないね」と、シーズン前の白旗宣言とも取れる発言を批判した。 この発言を受け、テン・ハグ監督はサウサンプトン戦前の会見でコメント。C・ロナウド自身も同じことを言っているとし、チームの立ち位置は理解しているとした。 「記事をよく読めば、彼はこう言っている。彼には意見を言う権利がある。それは問題ない。彼は遠く離れたサウジアラビアにいる、マンチェスターからは遠く離れたね」 「私に影響はない。我々がプロセスのどこにいるのか、何をしなければならないのか、そしてどこに向かっているのかはわかっている」 「以前にも言ったように、我々はまだ移行期にある。多くの若い選手をチームに組み入れる必要があり、負傷者にも対処し、選手をチームに復帰させなければならない」 「誰かが言い訳を考える前に、我々はすべての試合に勝たなければならない。それはわかっている。チームもわかっている。誰が出場できるのかは関係ない」 サウサンプトンに敗れれば3連敗となり、1986-87年以来最悪のスタートとなる。ケガ人も多く、苦しいチーム状態にあるユナイテッド。ジム・ラトクリフ氏が共同オーナーとなり、新たなスタートを切っている中で、まずはピッチ上で結果を残したいところだ。
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