<スノーボード>米国メディアが予想する平野歩夢のメダル
日本時間11日午後7時から行われる男子スノーボード・ハーフパイプ。1998年の長野五輪で新種目となり、今回が5回目の開催だ。日本人選手はこれまで、2002年のソルトレークシティ五輪で、中井孝治が5位に入ったのが最高で、表彰台に上がった選手はいない。 2006年のトリノ五輪と、2010年のバンクーバー五輪では、2003年の全米オープンで2位に入った国母和宏にメダルの期待がかかったが、それぞれ23位、8位に終わっている。その国母は、2010年、2011年と全米オープンを連覇。そのまま五輪を目指していれば、確実にソチ五輪のメダル候補となるところだったが、今回は裏方に回り、平野歩夢をサポート。その平野の評価が国内外で高く、日本人がメダルを獲得する可能性が、これまでで一番高いとされる。 米スポーツ総合誌「スポーツ・イラストレイテッド」は2月3日号で、恒例の五輪メダル予想を行い、15歳の平野歩夢を2位としたが、米スノーボード専門誌「スノーボーダー」の元編集長で、現在はクリエイティブ・ディレクターとして同誌に関わるパット・ブリッジーズさんも、「予想は妥当なところ。2位はある」と話した。 「アユムは、トリックの一つ一つがスムーズで、無理がない。あの高さと安定感は、今回の出場選手の中でも、上位だ」 その彼にメダル予想をしてもらうと、上位3人はスポーツ・イラストレイテッド誌と同じだった。 【予想】 ■パット・ブリッジーズ(スノーボーダー誌) ・金 ショーン・ホワイト(米) ・銀 ユーリ・ポドラドチコフ(スイス) ・銅 平野歩夢(日本) ■スポーツ・イラストレイテッド誌 ・金 ショーン・ホワイト(米) ・銀 平野歩夢(日本) ・銅 ユーリ・ポドラドチコフ(スイス) 平野の場合、15歳にして実績も十分。