（写真：時事通信）

ドジャースのタイラー・グラスノー投手（30）が4月15日（現地時間）、米ポッドキャスト番組「クリス・ローズ・スポーツ」に出演。大谷翔平（29）の元通訳・水原一平容疑者（39）の騒動について、言及する一幕があった。 【投稿あり】足錠がしっかりつけられた水原容疑者の法廷画 水原容疑者が通訳の役割を務めたのは、韓国でパドレス戦が行われた3月20日が最後だった。水原容疑者は試合後、クラブハウスで「ギャンブル依存症であり、借金を大谷に肩代わりしてもらっている」と英語で選手たちの前で説明したとされている。 グラスノーは当時の状況を振り返って、「クラブハウスにいたみんなは、大谷が関わっていないことは明らかだとすぐに理解した。全員が『僕らは君の味方だよ』という感じだった」とコメント。チーム全体が大谷をサポートしようとする雰囲気だったという。 さらに水原容疑者の告白を聞いた大谷は、自らの身の潔白を証明するような行動に出たという。グラスノーは「彼が最初に言ったことは、『僕の携帯を持っていって』『全部チェックして』というような感じのことだった」と、明かしたのだった。また大谷は、ストレスを感じているようには見えなかったようだ。 「大谷選手はこの時はじめて、水原容疑者の問題について知ったそうです。ただ英語での説明だったため、完全には理解しきれていなかったようです。とはいえ、水原容疑者の説明には『何となく違和感はあった』と会見で話していました。 同日の深夜にはホテルの会議室で水原容疑者と2人で話し合い、改めて説明を受けたといいます。しかし水原容疑者はESPNの取材で語ったように、大谷選手に『借金を肩代わりした』と“口裏合わせ”を懇願。大谷選手はこれを拒否し、すぐにネズ・バレロ代理人を現場に呼び寄せたのでした」（スポーツ紙記者） 3月25日（現地時間）に開いた会見で、水原容疑者の事件を知った経緯などについて説明した大谷。違法賭博への関与や借金返済の同意についてキッパリ否定し、「ここからは弁護士の方々にもお任せしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したい」と気持ちを切り替える意思を語っていた。 「水原容疑者は大谷選手の口座から違法賭博の胴元に、1600万ドル（約24億4800万円）を不正に電子送金していた疑いが持たれています。これほどの被害を受けているにもかかわらず、大谷選手は水原容疑者にされたことの詳細をほとんど語りませんでした。会見では『彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつみんな僕の周りもそうですね、みんなに嘘ついていた』と、説明するに留まっていました。 捜査当局が4月11日（現地時間）に開いた会見では、大谷は自らの携帯電話を提出するなどして捜査に全面協力していたことも明らかに。ですが水原容疑者の告白を聞いて、即座にチームメイトの前で携帯を差し出そうとしていたとは驚きです」（前出・スポーツ紙記者） ドジャースの“王子”が明かした貴重な証言に、ニュースサイトのコメント欄やSNSでは改めて大谷を讃える声が上がっている。 《大谷さんの人望が凄い》 《大谷さんの普段の行いが、チームメイトのグラスノーを始め皆が信頼し助けてくれるね。大谷さんの人柄は宝》 《やましいことなんもなくてもスマホの中全部人に見せるのなんて嫌なのに即座にチェックしてくれとなるのもオオタニサンらしいっちゃらしい》 《難しい英語はわからない中でも今俺ヤバそうって気がつく能力、潔白証明には携帯チェックって判断、事実確認に2人だけの時間とる配慮、世話になった人にNOが言えて、かつ味方になってもらう最良の人は誰か判断して即座に連絡し、尚且つすぐ来てもらえた信頼関係…。すごい人だな、大谷翔平》