藤原竜也&広瀬アリス「ゼンケツ」は第7話からが“本番”か オカルト要素や秀逸なパロディーには「ツッコんだら負け」
秋ドラマも後半から終盤に向かって大きな展開を見せている。主演の藤原竜也(42)が広瀬アリス(29=写真)とコンビを「全領域異常解決室」(フジテレビ=水曜夜10時)もそのひとつ。 【写真】飯豊まりえと新垣結衣、似ている? 「“ヒルコ”という謎の敵をラスボスとしつつ、毎回不可思議な事件を解決していく1話完結型のオカルトミステリー……と捉えていたら、20日放送の第7話は初回につながる“エピソード0”でした。最近の連ドラは後半を“第2章”としたり、ラスト2話を“最終章”として盛り上げようとすることはよくありますが、その変化球バージョンといったところでしょうか」(テレビ誌ライター) 「全領域異常解決室」は、「ストロベリーナイト」(2012年フジテレビ)や「モンテ・クリスト伯」(2018年フジテレビ)などを手掛け、2019年の「グランメゾン東京」から2023年の「ラストマン-全盲の捜査官-」まで5年連続でTBS日曜劇場の脚本を担当してきた黒岩勉氏によるオリジナル作品。 初回拡大版の放送後、ネット上では《「TRICK」と「SPEC」が合わさったような感じで、好きな世界観》《ゲスト出演者も豪華だし、演出や音楽も引き込まれる》《中二病っぽい。だがそれがいい》などと評価する声がある一方、《現実離れしすぎて話が入ってこないので離脱》《自分には幼稚に感じられて合わない》というネガティブな意見も。世帯視聴率は初回の6%台から第2話、3話で4%台まで落としたものの、第4話以降5%台で安定している。 その「ゼンケツ」、脚本の黒岩氏はXで《このドラマは7話から始まります》と伝えていたが……。 「第5話のラスト3分で藤原さん、小日向文世さんたち“ゼンケツ”の全員が神だと明かされ、第6話では広瀬さん演じる小夢も神だったことが明らかになった上での第7話。初回から見返したくなる回でした。神話をモチーフにしたアニメやゲームはこれまでたくさんありますが、GP帯で神話モチーフにオカルト要素をふんだんに織り込んだ連ドラは珍しいですね。まったく受け付けない人もいるでしょうが、好きな人にはたまらない世界観」 そう語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「僕は楽しく見ています」と、こう続ける。 「第7話に出てきた大手広告代理店が“博通DK”にはちょっと笑いましたが、総じて“ツッコんだら負け”みたいな感じで、童心に帰って素直に話の展開にワクワクするのが一番の楽しみ方だと思うんです。神話の素養があってもなくても、昭和の仮面ライダーやウルトラマンに夢中になった世代にもおススメですよ」 「このストーリーならアニメの方が向いているかも」(テレビ制作会社関係者)なんて指摘もあるが、石田ひかり(52)演じる“ツクヨミ”も登場して神々の戦いを描く終盤、どんな“神回”が見られるか? ◇ ◇ ◇ ゼンケツで局長役を演じる小日向文世(70)は、実はかなりの“スピリチュアル好き”? 気になる人は関連記事【もっと読む】長澤まさみはドン引き…“スピ好き”小日向文世がハマった「手かざし」がブーム再来?もぜひ!